高齢化していく社会の中で、需要が高まっている高齢者福祉施設。
今回は「いくつになっても、自分らしく暮らし続けたい。」という想いに寄り添う東郊建設が手掛けた高齢者福祉施設についてご紹介いたします。
「高齢者福祉」と一口で言っても、老人ホーム、グループホーム、小規模多機能型居宅介護施設、サービス付高齢者向け住宅など幅広いサービスがあります。
東郊建設では各サービスに合わせた高齢者福祉施設のご相談、設計から施工まで承っております。ここでは一例をご紹介いたします。
グループホームは認知症の方が入居され共同生活をおくる施設です。
バリアフリー法に該当する建物でない場合も、できる限り車椅子での利用を考慮した仕様にしております。
共同で利用されるリビングなどは日常の行き来や交流をのびのびとできるよう間取りを広くとり、イベント行事などでも活用いただけるように配慮いたしました。
ご利用者さまの自立した生活をサポートする小規模多機能型居宅介護では、主に通いや宿泊の用途で施設が活用されます。
アットホームに「あたたかく迎え入れる」家庭的な雰囲気の施設や、いつもと違う場所で優雅に過ごせる施設など、施設のコンセプトに応じた環境づくりを行っております。
ご高齢者が安心して暮らせる生活環境を提供するサービス付高齢者向け住宅では、住環境にも力点を置き、お一人ではもちろん、夫婦でご入居される場合もゆとりのある環境づくりを行いました。
日々の暮らしをより豊かにするラウンジに、映画などが見られる大型テレビを完備した交流室など、入居者同士や地域の方々との交流の場にもなる場所となっています。
他にも特別養護老人ホームやケアホームなど、サービス形態によってさまざまな高齢者福祉施設の形が考えられます。
その他の福祉施設施工実績は、「福祉・医療施設施工実績一覧」よりご覧になれます。
まずはサービスや、施設のコンセプト、事業への想いなどをお聞かせください。
高齢者福祉施設では車いすで生活される方もいらっしゃいますので、床面積によって「建築物移動等円滑化基準」の適合義務や努力義務が求められます。
玄関ではスロープを設置して、車いすを利用されている方が日常的に出入りしやすいファサードに。廊下なども通行が容易な広さを確保し、車いすの方が快適に過ごせるよう配慮しております。
他にも車椅子の方が使用しやすいよう、浴室やトイレ、駐車場、エレベーターの設置など「建築物移動等円滑化基準」に沿った設計を行い、車椅子の方も快適に利用できるゆったりとした設計を行っております。
加齢に伴い、身体機能は衰えていきます。
室内は安全な場所だと思われがちですが、ご高齢の方は転倒などのリスクが高く、ケガや痛みの症状から、寝たきりの状態に繋がってしまう恐れもあります。
転倒防止対策として室内ではできるだけ段差をなくし、動線となる廊下やトイレなどに手すりを設置し、転倒リスクを減らす設計を行っております。
また、筋力が低下したご高齢の方でも開閉しやすい引き戸や、転んだ際の衝撃を和らげてくれる衝撃吸収性能の床材を使用するなど、ご高齢の方が安全かつ快適に暮らせることを第一に考えたデザイン・材質を採用いたします。
ご高齢の方が暮らしやすい環境は、職員の方の負担を減らすことにもつながります。
ゆったりと広い空間は、ご高齢の方が動きやすいだけでなく、職員の方の目が届きやすく、サポートしやすいという点でも大切です。
さらに、東郊建設では1,000棟以上の住宅建設実績で積み上げた「家事動線」の知識を活かし、毎日の運営効率を考慮した動線の設計を行うことで、体力が必要な職員の方の日々の負担軽減を目指しています。
職員の方の働きやすさは、ご利用者さまの満足度向上にもつながって来る大切な要素です。
「住み良いまちづくり・すてきな家づくり」というスローガンのもと、そこで過ごすご高齢者さまと職員の方、双方が笑顔になれる良質な福祉施設づくりに取り組んでおります。
東郊建設が得意としているのは、木造建築です。
自然素材の木材は鉄筋コンクリート造にはないやさしい見た目や、アロマセラピーにも使用される香り、さらさらとした癒される質感など、リラックスできる点で人気がありますが、注目したい特性は他にもあります。
まずは断熱性です。
木材はたくさんの空洞がある「多孔質」となっていて、保温効果がある断熱材の役割を果たしてくれるため、言葉通りの「ぬくもりのある施設」をつくることができます。
次に、調湿効果も注目されています。
木材は加工後も「呼吸」をしていて、湿度が上がると空気中の水分を吸い込み、乾燥すると水分を外に出しています。室内の湿度を一定に保ちやすいため、より快適な環境をつくることができます。
さらに、木は衝撃を緩和することも分かっています。
コンクリートや大理石を床材などに使用すると受けた衝撃をダイレクトに足腰に跳ね返してし、強い力がかかってしまいます。 しかし木は衝撃を緩和するため歩行しやすく、疲れにくい環境をつくることができます。高齢者福祉施設にはピッタリな材質なのです。
「第二の住まい」高齢者福祉施設でも我が家のように自分らしく生活していただくため、東郊建設では、やわらかであたたかみのある木造建築の福祉施設をご提案いたします。
東郊建設では、土地の有効活用にも力を入れています。 地主さまから相談を受けている土地と信頼ある事業者さまを結ぶプロジェクトを行っており、その一例として高齢者福祉施設での活用例もございます。
ご利用者さまが「利用したい」と感じるような高齢者福祉施設の建設はもちろん、コンセプトにあわせた土地探しからのご相談も、お気軽にご連絡ください。
