「人生100年時代」という言葉をよく耳にするようになりました。
100歳の方も珍しくなくなってきた世界の中で今後の暮らしとどう向き合っていくのか、考えてみたことはありますか?
寿命が伸びると、これまでのライフステージの考え方も一変してきます。
例えば定年の年齢も、段々と60歳から65歳に引き上げられる動きが見られるようになりました。それでも「老後」と呼ばれる期間は長くなり、老後資金として必要なお金も多くなることが考えられます。
長く働き、老後を生き抜くためにはお金を計画的に使い、病気や介護、住宅設備故障などの「不意の出費」の可能性を減らしていくことが重要です。
今回は、補助金を活用して行う、今後の暮らしを見据えた計画的なリフォームについてご紹介します。
近年「夏の猛烈な豪雨が増えた」と感じている方も多いですよね。
家の中にいると「屋根や壁が守ってくれている」と考えがちですが、実は建材自体に耐水性はない場合が多く、雨から私たちを、そして住宅を守ってくれているのは塗装と言えます。
しかし、住宅で一般的に使われる塗料は10年前後で耐用年数を迎えるものが多く、年々紫外線や風雨の影響で防水効果は落ちていることをご存知でしょうか?
塗装の防水効果がなくなってくると雨水は外壁内部まで染みこみ、木材を腐朽させてしまいます。シロアリが好む環境にもなりやすく、大きなリフォームにまで発展してしまうケースも……。
不意の出費を抑えるためにも外壁・屋根を塗装で計画的にメンテナンスすることが大切です。
外壁や屋根の塗装は国や都から補助金が出ないことが多いため、以前の塗装から10年が経つ場合には、各自治体の補助金を確認しましょう。
東郊建設のあるあきる野市では、例年夏頃発表されるあきる野商工会の補助金で外壁・屋根塗装も対象リフォームとなっていることが多いです。
人気の補助金で早期に終了してしまう場合が多いため、お早めにご相談ください。
また、築年数の経った住宅の場合には、屋根の劣化状況に応じて葺き替えが必要になる場合もありますが、近年は「カバー工法」という短期かつ、より安価な施工方法も出ております。条件によってはカバー工法を使った施工も可能ですので、ぜひご検討ください。
物価の上昇と共に実質的な年金の目減りが起きている昨今、老後の資金確保が重要な課題という方も多いのではないでしょうか。
節約のために「使えるものをギリギリまで使う」「我慢する必要がある」……そうお考えの場合、節約しているはずが損している場合もあるため、注意しましょう。
特にこの問題が起きがちなのが水回りです。
リフォーム費用にまとまった金額がかかることもあり、「今の水回りを活用し続けた方がお得」と考えがちですが、実はトイレや水栓、お風呂などは新しい製品の方が省エネ性能に優れている場合が多く、リフォームして新しくした方が、光熱費をお得にできることが多いのです。
今は国や都も省エネに注目しており、省エネ性を高めるリフォームには補助金制度が用意されていることも多いため、水回りリフォームの際は是非お財布にもやさしい省エネリフォームをご検討ください。
補助金を活用した水回りのリフォームは、下記の記事でもご紹介しております。
水回りリフォームで使える補助金2025
2025年補助金を使ったトイレリフォーム例
「年を重ねる準備のリフォーム」と聞くと「バリアフリーリフォーム」が思い浮かべやすいと思います。そちらも例年国の補助金制度で条件を満たすことで対象となっているのですが、今回おすすめしたいのは「断熱リフォーム」です。
最近の研究では16度を下回ると呼吸器系の疾患や血圧上昇、心臓計の疾患リスクが高まることが指摘されており、室温は健康に大きく影響していると考えられることからWHOも冬の室温を18度以上にすることを推奨しています。
特に高齢になってくると体温や血圧を調整する機能などが低下してくるため、疾患を起こすリスクが高く、健康寿命を左右する可能性も出てきます。古い住宅ほど断熱性が低い傾向にあるため対策が必要です。
近年は国や都の補助金でも窓や部屋の断熱リフォームを対象としているため、「冷暖房の効きが悪い」「トイレや脱衣所、廊下などが暑い・寒い」という場合には是非断熱リフォームをご検討ください。
「体が資本」と言いますが、長く働くにも遊ぶにも、体の健康が不可欠です。
生き生きと、自分が思ったように活動できる時間を少しでも長くするために、今からリフォームで環境づくりをすることがおすすめです。
長寿大国とされるこの国で、人生100年時代は他人事の話ではありません。
未来を豊かに過ごすために、ずっと暮らす住宅を計画的にメンテナンスして、将来に残していきましょう。
東郊建設では、国や都の補助金をはじめ、地元のご依頼ではあきる野商工会の補助金も活用しながら皆さまの暮らしづくりをお手伝いいたします。
今回ご紹介した以外にもリフォーム内容によって補助金を活用できる場合がありますので、住宅の気になる部分がありましたらお気軽にご相談ください。
その他にも、「趣味の部屋」や「ガレージハウス」など、ライフスタイルにあわせたリフォームもご提案いたします。
楽しみを増やすことも、その後の人生を活動的にすることに繋がります。是非あわせてご検討ください。